袖の理解を深める。AH(アームホール)の型紙を作成してみました。

前回は袖の型紙が立体的に見えたことで、型紙に対する理解が大きく進展したと書きました。

パタンナー玉置さん

前回、型紙(パターン)は立体思考が重要だと主張されていらっしゃる玉置さんというパタンナーさんのブログと動画に出会ったと書きました。

玉置の仕事場 | THE COMPREAT OF READEY MADE CLOTHING

TAMAKI NO SHIGOTOBA 玉置の仕事場 – YouTube

玉置さんは元「THE NORTH FACE」のパタンナーで、50年も服作りに携わられていらっしゃるようです。「パターンメーキング」こそが服作りの核心だと悟られて、「かっこいい服とは何か」を追求されながら学ばれ、現在は教える側としてネット上でも現実でもパタンナーを育てることに力を入れていらっしゃるようです。

この方の動画を拝見していると、手を抜くことなくこの分野の「真理」を追求されてこられたのが伝わってきます。

最近はどの分野でも「簡単に~できますよ」という話が多いですし、ファッション業界でも、ファストファッションが流行っています。

しかし、そんな小手先だけの話では全くなく、どこまでも追求されてこられた上での「シンプル思考」なのです。

そう、御言葉と似ているなと感じました。

「袖」

とにかく私は袖が知りたいと思っていましたので、袖に関する記事と動画を拝見しました。

袖の作り方は何となく理解できました。

しかし、拝見するだけではまだまだ掴めません。

動画を拝見しながら、見よう見まねで型紙を作ってみました。

袖作り・実践

型紙作りは、ドレーピングという手作業と、そこで得た情報をパソコンで取り込んで作業する際に玉置さんは「Adobe Illustrator」を使っています。

この時まだ私はIllustratorは持っていませんでしたので、取り込んだ後、無料でIllustratorに似た作業ができるドローソフト「Inkscape」を使って型紙を整理していきました。

Draw Freely | Inkscape

InkscapeでDesign – Inkscapeの使い方

イラストレーターとインクスケープ

AH(アームホール)の長さを46cmと設定し、袖山の高さを変えていくと袖幅やAHの形状がどう変わっていくのかを先程のリンクを参考に作り、作成してみた型紙です。

AHが変わらないまま袖山が変化すると袖幅がこのように変化するのですね。しみじみ。

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